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しばらくの間、職場で起きている出来事を知的に理解しながら、
戦略的に仕事を進めていく方法論について、
メモ的な意味も込めて紹介していきたいと思います。
新しいこころみなので、しっかりと構造立てて紹介はできませんが、
おつきあいを。
毎週はできないので、時々紹介していきます。
前もって宣言しておきますが、ノウハウ紹介みたいなことはしません。
たとえば、資料のまとめ方とか、
議事録の上手な作り方とかそういったことです。
そういうのはチマタにたくさんの書籍がでていますから、
あるいは自分の身の回りですでに形になっている資料や議事録、
その他の資料のマネをするところからはじめてみるといいでしょう。
さて、本題。
職場で重要になる大きなポイントは2つあります。
1つは相手を知ること。
これは、相手と仕事をするわけですから、
相手がどんな人なのかを把握できていると
自分の中で仕事の進め方を工夫することができるようになります。
もう一つは自分を知ること。
自分の言葉の好みや、仕事のやり方などを知っておくと、
当然相手と仕事をする上で役に立つ。
この2つを少なくとも知的に理解した上で、事に当たる。
そうすると上手に仕事を進め、結果に結びつけることができます。
今回は両方を知る上で知的理解を進めることができる、
説明モデルを紹介します。
それはユングが考えた図です。
最初の図は、それぞれのコミュニケーションのタイプを表しています。
そして、内向的か外向的か。
この2つがポイントです。
まずは自分のタイプについて、どのあたりなのか、
印をつけてみてください。
できたら続きの話をします。
いいですか?
みなさんはどのタイプだったでしょうか。
感情よりの感覚型なのか、思考よりの直感型なのか。
ひとによっていろいろだったと思います。
そして、内向的か外向的かを印をつけてみてください。
どっちでしたか?
やや内向的なのか、結構外向的か。
こちらも様々でしょう。
まずはこれが基本です。
当然他にもこういった説明モデルはたくさんあります。
今回はユングの定義したモデルで理解を進めていきます。
ちなみに、みなさんは最初に印を付けた時、
どんな風に印をつけましたか?
すでにその時点でそれぞれの傾向が出てきます。
たとえば、直感が強い人は、パッと印がついたでしょう。
あるいは思考的な部分が強いと、うーん、オレはどのへんかなー、
このグラフは何を意図しているんだろう、
で、自分はどの辺りだろうか・・・。
これは思考的な人の特徴です。
あるいは感覚的部分が強いと、なんとなくこの辺かな?
うーん、この辺だとしっくりくるな。とか。
感情的部分が強いと、印を付けるのに不安を感じたり、
なんとなく気持ちが落ち着くところを探したり、
この辺だといいなとか。
どうですか?
それぞれ特徴的な部分が見えてきます。
そして外向的か内向的か。
ちなみに、いわゆる男性的なタイプの人は、
外向的で直感/思考よりなタイプ。
一般的に仕事ができるタイプというのはこの人です。
バリバリやっていけるタイプです。
次に女性的な部分が強い人は、感情/感覚よりなタイプ。
思考や直感よりも自分の感性を大切にします。
あるいは思考/感覚よりだと、
哲学的にものごとを理解していくタイプ。
このタイプは身体の感覚をたよりに思考的にものごとを解決していきます。
そして直感/感情タイプは直感力をたよりに、
感情面を大切にしますから、ピンときたら自分の感情の動くままに行動するでしょう。
あるいは自分の感情がわき上がってくるままに、直感で仕事をします。
正直あまり出会ったことがないのでわかりませんが、
いわゆる海外ドラマに出てくるヒロインのような感じでしょうか。
どれが良い、悪いということはありません。
まずはみなさんがどういう特徴をもっているのかを、
知っておくことからはじめます。